インフルエンザ薬、イナビルに解熱作用はある?熱が下がらない!

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インフルエンザに感染してしまうと、高熱のためつらく、できるだけ早く熱の苦痛を取り除きたいと誰もが思うと思います。

 

しかし、

 

「病院で処方されたインフルエンザ薬を服用しても、なかなか熱が下がらない。」

 

なんてこともよく聞かれ、不安になることがありますよね。

 

今回はインフルエンザ薬の一つである、イナビルの解熱作用について、

 

・病院からイナビルを処方されたけど、使えばすぐに熱が下がって楽になる?

・イナビルの解熱作用が強いって本当?

・イナビルをすぐに使ったのに熱が下がらない!

・効果がなかったの?

・他の解熱剤を使った方がいいの?

・もう一度病院にかかった方がいい?

 

などなど、よく聞かれる疑問を解説していきます。

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イナビルに解熱作用はある?

イナビルは1回の吸入で済むインフルエンザ治療薬です。

 

そのため、

 

「他のインフルエンザ薬より効果が強く、解熱作用も強くあるのかも?」

 

と思われがちです。

 

しかし、実際は、イナビルに解熱作用はありません

 

また、イナビルに限らず、インフルエンザ薬は、抗ウイルス薬であり、ウイルスの増殖を抑える効果を持つ薬です。

 

そのため、インフルエンザ薬には、直接解熱させるような作用・効果はないといえます。

 

イナビルに期待される作用はウイルスの増殖を抑えることで、発熱の期間を24時間つまりは1日程短くしてくれることです。

 

イナビルを使うことによって、体内のインフルエンザウイルスが増えないようになります。

 

後は、自分のウイルスをやっつける免疫力が強いか弱いかで、インフルエンザの症状である、高熱が早く下がるか、なかなか下がらないかに違いがでてきます。

 

実際にイナビルを使用してから解熱するまでの期間は、個人差もありますが、早くて翌日、平均で23日後には熱が下がると言われています。

 

インフルエンザは通常5日間の発熱が続くと言われているので、イナビルの使用により、遅くとも4日目には解熱するということになります。

 

その効果から、

 

イナビルを使用すると解熱する = イナビルには解熱作用がある

 

と、なってしまったのかもしれません。

 

が、先に説明しているように、イナビルには、直接的な解熱作用はありません。

 

あくまでも、インフルエンザウイルスの増殖を抑えるという働きのある薬となります。

 

しかし、増殖が抑えられたことで、体にもともと備わっている自己の免疫力を上げてくれます。

 

それにより、自己で回復するための補助をし、インフルエンザでの高熱、体の痛みなどのつらい症状を短縮して治す効果を十分に発揮させてくれます。

 

そのため、個人のとらえ方次第では、イナビルには(直接的ではないが)解熱作用があるという解釈も、間違っていないかもしれません。

 

熱が下がらない場合どうしたらいい?

インフルエンザで熱がでるのは、体の中でインフルエンザウイルスを退治する白血球が活動するために必要です。

 

つまり、熱は体がインフルエンザと戦うための防御反応であり、熱がでていることは、体が頑張ってインフルエンザを退治しているのだと思ってください。

 

しかし、インフルエンザの発熱は3840℃程の高熱がでるのも特徴であり、つらい症状ですよね。

 

高熱や体の痛みがつらいときは、解熱・鎮痛剤として、

 

カロナールが処方されることがあります。

 

カロナールは抗インフルエンザ薬と併用して服用しても、問題なく使用できる解熱・鎮痛剤です。

 

作用も緩やかで副作用の心配も少ないため、インフルエンザの高熱、頭痛、関節痛などのつらいときに一時的に使用しても特に問題ない薬です。

 

インフルエンザ症状ピーク時のつらいときに使用し、体を十分に休めるようにしてあげましょう。

 

しかし、解熱・鎮痛剤によってはインフルエンザ脳症を引き起こす可能性が指摘されているものもあります。

 

解熱をさせることがインフルエンザの治療ではないことを頭におき、安易に解熱剤で熱を下げようと考えない方が良いでしょう。

 

また、イナビルを使用しても、57日以上熱が下がらない場合は、インフルエンザ以外の感染症の可能性、感染症以外の発熱の可能性があります。

 

意識がもうろうとするなら、インフルエンザ脳症。

 

咳、痰が続いて息が苦しいようなら肺炎を合併している。

 

などの可能性が考えられます。

 

病気によっては、様子をみていることで重症となってしまうこともあります。

 

熱以外の症状が出現するようなら、早めに病院を受診するようにしていきましょう。

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イナビルの効果

解熱作用がないのであれば、イナビルにはどのような効果があるのでしょうか。

 

イナビルはノイラミニダーゼ阻害薬と言われ、インフルエンザウイルスを殺す作用はありませんが、増殖を抑え、防ぐ作用で治療します。

 

吸入薬として、口から吸い込むことでインフルエンザによる感染症を治療する薬となります。

 

インフルエンザは肺や気管支に感染しているため、パウダー状の薬を吸い込み、ウイルスが存在している肺や気管支に直接作用し、治療します。

 

イナビルは12キットの吸入をするだけで終わる薬です。

 

「1回で簡単に終わるため、速効性のある薬で、すぐに解熱しないと効いていないのではないか。」

 

と、勘違いしてしまう方も多くいます。

しかし、イナビルは速効性があるのではなく、効果の持続時間が長い薬となります。

 

そのため、他のインフルエンザ薬が5日間の服用が必要なところ、イナビルは1回のみで十分な効果を期待できる利点があるのです。

 

また、他のインフルエンザ薬と同様、インフルエンザにかかり、時間がたってしまっているような場合は十分な効果を発揮できません。

 

つまり、ウイルスの増殖を抑える効果の薬なので、すでにウイルスが増殖しきってしまっていては、効果がないということになります。

 

イナビルの利点を生かし、十分な効果を期待するには、インフルエンザにかかってから、なるべく早い時期に病院に受診し、発症後48時間以内に使用できるようにしましょう。

 

また、イナビルは吸入するタイプの薬となっています。

 

1回で済み、吸入なので手軽にできるという利点はありますが、唯一の欠点として、しっかり吸入できたのか確認できない点があります。

 

うまく吸えていなそうであっても、追加処方は基本ありません。

 

また、不安なのでと他のインフルエンザ薬も服用すれば、副作用の心配も強くなります。

 

安全性を考え、医師から追加処方は基本されないと思われます。

 

そのため、

・ 咳の症状が強く出ているとき。

・ 喘息や肺気腫などで、もともと咳が多い。または、咳き込みやすい。

・ 認知症があり、きちんと指示通り吸えるかわからない高齢者。

・ 小児で、吸入をしたことがなく、きちんと吸えるか心配。

 

などにあてはまる場合は、イナビルでしっかりとしたインフルエンザ治療ができないことがあります。

 

医師にしっかりとその旨を伝え、相談していくようにましょう。

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イナビルの副作用

イナビルは、タミフルなどと同じ抗インフルエンザ薬となります。

 

そのため、タミフルやリレンザなどの抗インフルエンザ薬と同様の副作用は可能性としてもちろんあります。

 

しかし、イナビルはタミフルなどよりは比較的異常行動などの目立った副作用が少ないとの報告もあります。

 

イナビルの副作用として主にあげられているものとしては、

 

下痢、吐き気、胃腸炎 などの消化器症状です。

 

他にめまい、悪心、じんましんなどもあげられています。

 

イナビル使用後に著しい体調変化がみられるようなときは、早めに病院に受診し、医師によく相談しましょう。

 

また、イナビルは乳タンパクを含む乳糖水和物を含んでいるため、乳製品に対してアレルギーのある方は医師によく相談しましょう。

 

 

まとめ

イナビルは、インフルエンザウイルスの増殖を抑えてくれる作用のある薬です。

 

インフルエンザにかかったときは、効果のみられる早い時期に使用し、つらいインフルエンザが1日でも早く回復するように医師とよく相談し、正しく使用しましょう。

 

また、インフルエンザの熱は体の中でウイルスと戦っているために必要な防御反応であり、無理に解熱させる必要はありません。

 

解熱剤の使用は、インフルエンザのピーク時のつらいときに一時的に使用するのみとしましょう。

 

解熱剤の種類によっては、使用に注意が必要なものもあります。

 

医師、薬剤師によく相談し使用するようにしてください。

 

また、熱以外の症状がでているとき、イナビルを使用しても5日以上熱が続くときは早めに病院に受診し、医師と良く相談することが大切です。

 

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